定期試験で悲観的にならないでください【中学生を持つ保護者の方々へ】

成功 教育

突然ですが、思い浮かべてください、

世の中で成功している人たち、幸せに人生を歩んでいる人たちを。

できれば、紙に思い浮かべるままに10人の名前を書いてください。

書けましたでしょうか。
是非やってくださいね!何分でも待ちますよ!!
そして、書けたなら、想像してみてください。

その10人の中に、中学校で定期試験が良くて、内申点がきちんと取れて、良い高校に行った人は何人ぐらい居そうですか。(実際はわからないので想像でいいです。想像は自由です!)

ずばり、2,3名ぐらいではないでしょうか。

ちなみに僕も自分でしてみました。

本田圭佑(プロサッカー選手)、マナブ(ブロガー)、ヒカキン(YouTuber)、松本仁志(芸人)、明石家さんま(芸人)、長嶋茂雄(プロ野球選手・監督)、イチロー(プロ野球選手)、前澤友作(実業家)、松下幸之助(実業家)、孫正義(実業家)

ちょっと連想ゲームみたいなものなので、重複しているみたいな感じになってますが、何も考えずに思うままにリストアップした10名の方々です。思いついた順そのままです。

失礼なことかもしれませんので、どの方の定期試験が良さそうとか言えませんが、この中では3名ぐらいな気がします。(失礼なことで大変恐縮です)

ここで学校の1クラスの成績を考えてみます。30人クラスだと半分の15人は平均点以上を取っていることになります。そして、その中の上位7,8名は成績が良いと言える感じですね。30人に7,8人ということは割合にすると10人中2,3人です。つまり、10人中2,3人は成績が良かったということです。

このように考えると、別に中学の成績と人生の豊かさとは関係なさそうですよね。で、結論から言うと、

子どもが学校の定期試験で点数が取れなくても、内申点も全くダメでも、何の問題もありません。(断言します!)

ここではちょっとこのことについてお話をしようと思います。

定期試験の点数で悲観的にならないでください

中学生の子どもを持たれている方の中には、「内申点を取らないと子どもの人生、お先真っ暗…」という雰囲気があるようです。場合によっては子どももそう思っていることがあります。

でも、心配しないでください。

公立の中学校の定期試験が取れなくても、子どもの人生には何の影響もありません。
逆に定期試験が取れても、子どもの人生が安泰になるわけでもありません。

もちろん、定期試験でよい点数を取って、内申点をきちんと確保して、よい公立高校に進学し、その中でまた切磋琢磨し、よい大学へ合格し、そこでふるい落とされることなく努力し、就職活動で大手上場企業から内定をもらい、無事就職するという道を目指している場合、内申点は必要なのかもしれません。このような道を歩んでいきたいと言えば、それは定期試験をがんばるしかありません。

けれども、子どもが望むならばともかく、親としてこのような道を望まれている方はそれほど多くはありません。そういう時代ですよね。それならば

断言しますが、人生に中学校の内申点なんて関係ありません。

このように言うと、当たり前にしか聞こえませんよね。中学で内申点が取れたからといって、人生を楽に過ごしている人、人生を幸せに過ごしている人なんてどこにもいません。関係なんて全くありません。

大人になって「定期試験がんばって取っててよかったー」とか言う人がいたら怖いですよね。っていうか、そもそも自分の定期試験の記憶なんて、ほとんどないのが普通だと思います。

親は心配になってしまうもの

子育てをしていると、他の子ができていることを自分の子ができないと心配になります。「え、みんなできているのに〇〇ちゃんはまだ逆上がりができない!?よし、週末にパパと公園で特訓だ!」みたいな。これが悪いことであるなんて話ではありません。ただ、これで練習しても逆上がりができなくても、別にいいですよね。

「うわっ、うちの子は逆上がりすらできない!来月から体操教室に通わせないと!」とか、明らかに間違っています。たまにこういう親もいるんですが…、それは気にしないでおきましょう。
注)体操教室を否定しているわけでは決してありません!

確かに、子どもが定期試験を取れず内申点も良くなかったら、子を持つ親として不安になる気持ちはわかります。そして、小学生と違って中学生にもなると、親としてはどうすることもできず、「勉強しなさい」と言い続けるしかありません。もしくは他にできることとしたら厳しい塾に放り込むかぐらいです。

でも、どれだけ机に向かわせたところでそれが解決することもなく、ただ時間が過ぎ去っていくだけです。「どうしよう!」みたいな感じになるわけです。

なぜ、定期試験が取れないとマズイと思ってしまうのか

ですが、そもそも定期試験が取れないと、そして内申点が集められないと何かマズイのでしょうか。なぜ「マズイ」と思うのでしょうか。ママ友に「大丈夫なの?」って言われたり、塾の先生に「それはマズイですね」と言われたりしたからでしょうか。

ママ友の話は単なる井戸端会議的なものです。素人がしている話なので、気にすることはありません。塾の先生の話は営業トークです。保護者を不安にすると入塾率が高まるので、そうしているだけです。

つまり、定期試験が取れなくてマズイというのはただの強迫観念のようなものです。実はたいしたことではありません。実際、塾側として高校生が来塾したときに中学生のときの定期試験の成績や内申点を聞くことはありません。そんな塾はないはずです。なぜなら、大学受験に関係がないからです。正しくいうと、大学受験で成功するために必要なものではないからです。つまり、どうでもいいんですね。

では、大切なこととは

では、「逆に大切なことは?」と思いますよね。人生にはさまざまな道があります。どの道を歩むにしても必要不可欠なもの、大切なものは、

  1. 夢を持つこと
  2. 努力できること
  3. 集中できること

です。もちろん、細かく条件を並べていくと色々と列挙されると思いますが、絶対に大切なことはこの3つです!

そして、これは大学受験においても大切なことベスト3なのです!いろいろな道がある中で大学受験をして夢に向かって進んでいこうという道を選んだとしても、必要なのはこの3つというわけなのです。

夢を持って目標となる大学を決めることができ、それに向かって努力ができ、長期間集中を切らすことなく勉強することができるならば、大学受験では困りません。

ちなみに、夢を持つことの大切さはこちらをご覧ください。

また、集中力についてのお話はこちらにまとめてあります。