【中1】英語のまとめプロノート④(命令文、canの文、過去形の文)

勉強法 英語

この記事は手書きアプリで整理したノートを元にしています。
≫中1英語のまとめプロノート④
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20年以上も指導をしてきて、「こんな風に考えたら英語って難しくないよね」って思ってもらえる教え方がほぼできあがっています。それをずばり、隠すことなく公開です。

今回の重要テーマは次の3つ

  • 命令文は主語なしで動詞から始める
  • canの文は「can+動詞の原形」の形で用いる
  • 過去形の文は動詞を過去形にするだけ

命令文、canの文、過去形の文、いずれも箱の並びは変わりません。このことを理解できると英語はわりと簡単です!

記事の内容は次のとおり。

1. 命令文

2. canの文

3. 過去形の文

1. 命令文

命令文は主語なしで動詞から始まります。(動詞以下の箱の並びは同じ)

命令文

  • 命令文の形
    動詞 目的語 その他 場所 .
  • ルール
    命令文は主語なしで動詞から!

主語は書きませんが、意味としてはyouです。基本の文と見比べてみます。

 基本の文と命令文の比較
現在形(基本の文)
You clean your room quickly.
(あなたはさっと部屋を掃除する。)
命令文
Clean your room quickly.
(さっと部屋を掃除しなさい。)

動詞から後ろは基本の文と全く同じなので、わりと簡単です。

Point① 文頭にPlease, Don’t, Let’s

文頭にPlease, Don’t, Let’sをつけることができます。

 命令文の変形タイプ
Please clean your room quickly.
(さっと部屋を掃除してください。)【お願い】
Don’t clean your room quickly.
(さっと部屋を掃除してはいけません。)【禁止】
Let’s clean your room quickly.
(さっと部屋を掃除しましょう。)【一緒にしよう】
*Please don’t ~ にもできます。

そんなに難しくないかなと思います。

【閑話】
Let’s は Let us の短縮形で「私たち」の意味を持っています。なので、「~しましょう。」というのは言った本人もすることが大前提。学校の先生が教室に入ってきて「Let’s study English!」というのは変だというわけです。

2. canの文

canは助動詞と呼ばれるもので、動詞とセットで使われます。まずは「can+動詞」の形で使われると覚えましょう。

canの文

  • canの文の形
    主語 can 動詞 目的語 その他 場所 .
  • 意味
    canの意味は「できる」

動詞の中が「can+動詞」の形になるだけで、他は「基本の文」と何も変わりません。ちょっと比較してみましょう。

 基本の文とcanの文の比較
現在形(基本の文)
My father speaks English well.
(父は上手に英語を話す。)
canの文
My father can speak English well.
(父は上手に英語を話すことができる。)

基本の文と比べると大差はありません。「あまり違わないな」と思えたらOKです。(英語はややこしいな思うとアウトです!)

Point① can+動詞の原形

canの後ろにつく動詞は「動詞の原形」になります。「動詞の原形」とは、変化しない元の形のことをいいます。

 動詞の原形
原形 play → 変化するとplays, playingなど

また、be動詞のam, are, isの原形は、字のごとくbeになります。

Point② 疑問文と否定文

疑問文と否定文をみておきましょう。

 疑問文と否定文
肯定文(canの文の基本)
He can speak English well.
疑問文
Can he speak English well?
否定文
He can not speak English well.

ベースのhe speak English wellの並びは変わっていないことを大切にしてください。(上の例の英文を見ると、黒文字のところは3つとも同じになっています!)

Point③ Can I ~ ?とCan you ~ ?

canの意味を「できる」のほかに、「~してもよい」「~してもらう」と学んだりしますが、何個も覚えなくてもOKです。実際には「できる」を覚えておけば困りません。

  • Can I ~ ?
    私は~できますか。
    ⇒ ~してもよいですか。
  • Can you ~?
    あなたは~できますか。
    ⇒ ~してもらえますか。

例文の方が分かりやすいかもしれません。

 Can I と Can you
Can I open the window?
 私は窓を開けることができますか。
 ⇒ 窓を開けてもよいですか。
Can you open the window?
 あなたは窓を開けることができますか。
 ⇒ 窓を開けてもらえますか。

意味を何個も覚えるよりもこっちの方が楽チンですよね!

ちなみに、Can I とCan you は似ているので混同しがちですが、動作をする主語が違います。

ポイント 主語を考える
Can I ~ ? は主語が I私がする話
Can you ~ ? は主語が youあなたがする話

誰がするのかを読み違えなければ、それほど意味がずれることはありません!

3. 過去形の文

過去形の文

  • 過去形の文の形
    主語 動詞ed 目的語 その他 場所 .

現在形の文(基本の文)と比較してみましょう。

 現在形と過去形の比較
現在形(基本の文)
My aunt plays the guitar on Sundays.
(おばは毎週日曜にギターを弾きます。)
過去形の文
My aunt played the guitar last Sunday.
(おばは先週日曜にギターを弾きました。)

過去形の文にすると、の中は過去を表す言葉に変えないといけませんが、それを除くと動詞しか変わっていません。

Pont① 疑問文と否定文

疑問文・否定文の作り方は、現在形のときと同じです。(そう思えたらバッチリです!)

 過去形の疑問文・否定文
肯定文
She played the guitar last Sunday.
疑問文
Did she play the guitar last Sunday?
否定文
She didn’t play the guitar last Sunday.

現在形の文と比べてみたら同じ雰囲気ですよね。

参照 現在形の疑問文・否定文
She plays the guitar on Sundays.
Does she play the guitar on Sundays?
She doesn’t play the guitar on Sundays.

現在形・過去形のいずれも黒字の部分 she play the guitar は全く変化がありません。一見ややこしく見えますが、それほどではないなと思いたいです!

また、「be動詞の疑問文・否定文」とは全く異なるので混同しないように注意です!

Point② 時を表す言葉(過去を表す副詞)

過去形の文を作るとき、には「過去を表す言葉」が入ります。

 過去を表す言葉
yesterday(昨日)
last week(先週)、last month(先月)、last year(去年)
two days ago(2日前)、two weeks ago(2週間前)
two months ago(2か月前)、two years ago(2年前)

Point③ 不規則動詞を覚える

動詞を過去形にするとき、規則は「edをつける」です。

 規則「edをつける」
edをつける
 play ⇒ played
eの後ろにd
 use ⇒ used
yをiに変えてed
 study ⇒ studied

規則に従わない動詞は丸暗記です。まずは基本の18個を覚えましょう。

不規則動詞(基本18個)

  1. 壊す break – broke(ブレイク、ブロウク)
  2. 買う buy – bought(バイ、ボート)
  3. 来る come – came(カム、ケイム)
  4. 描く draw – drew(ドロー、ドルゥー)
  5. 食べる eat – ate(イート、エイト)
  6. 落ちる fall – fell(フォール、フェル)
  7. 得る get – got(ゲット、ゴット)
  8. 行く go – went(ゴウ、ウェント)
  9. 持っている have – had(ハブ、ハッド)
  10. 作る make – made(メイク、メイド)
  11. 会う meet – met(ミート、メット)
  12. 走る run – ran(ラン、レン)
  13. 言う say – said(セイ、セッド)
  14. 座る sit – sat(シット、サット)
  15. 泳ぐ swim – swam(スイム、スワム)
  16. 持っていく take – took(テイク、トゥック)
  17. 書く write – wrote(ライト、ロウト)

コツは呪文のように唱えることです。口で唱えられるようになったらスペルを覚えます!

まとめ

今回のまとめは次のとおりです。

  • 命令文は主語なしで動詞から始める
  • canの文は「can+動詞の原形」の形で用いる
  • 過去形の文は動詞を過去形にするだけ

いずれも箱の並びは変わらないと思えることがわりと大切です。

以上、中学1年生の英語を4回に分けて整理をしました。