【塾の手口とは】塾の営業トークに惑わされてはいけません
この内容は塾業界の人に見られて「なるほど!」と思われて利用されると困るんですが、最も入塾率を上げる方法のお話です。ちなみに、能力もスキルも必要なく誰だってできる方法です。
こんな話をするのは「皆さんは騙されないでください!」ということで、騙されないための喚起として、ここに公開しておきます。
【やり手の塾の手口】塾の営業トークに惑わされてはいけません
塾が生徒の入塾率を上げるためにすることは、保護者(もしくは生徒)の不安を煽るという方法です。
「基礎学力の部分が平均以下ですね」
「現状だといけて〇〇高校です」
塾側としては「現状ではダメだ」と思わせることがポイントになっています。そう思ってもらえたら、入塾してもらうのはすごく楽になります。ダメな現状を打破するためには何かをしないといけないと思うのが普通で、入塾するという選択肢が具体的に挙がってくるからです。
つまり、入塾を促すためにはまず「入塾する」という選択肢を持ってもらわないといけないわけです。そのために「このままではマズイですよ」というのはすごく効果的なんですね。
学校教育に不安を感じれば、塾は儲かる
例えば、学習塾に生徒が殺到した時期がありました。それは2002年度の「ゆとり教育」が始まったときです。ゆとり教育がスタートすると土曜の学校がなくなって子どもの勉強時間が大幅に減りました。そのとき、親は子どもの勉強にすごく不安を感じたんですね。そして、こぞって塾に子どもを入れました。
学校教育に不安を感じれば学習塾は儲かるというわけです。学習塾の経営者としては喜ばしいことなのかもしれませんが、教育者としては喜べないですね。でも、事実としてはそうなっています。
景気が悪くなれば、塾は儲かる
これは感覚的なものですが、
景気が良くなれば、教育業界は儲からない
と思っています。親が子どもを塾に通わせる大きな理由は「子どもの将来のこと」を思ってです。子どもの将来に対して不安に感じると、その負の感情から開放されるために子どもを塾に通わせることになります。
逆に景気が良ければ、子どもの将来に対してそれほど不安は感じなくなるでしょう。それと同時に、子どもを塾に通わせる理由がなく、事実として教育業界の売上は下がるでしょう。いつ景気が良くなるかわかりませんが、もし良くなれば絶対そうなると思っています!
「大学入学共通テスト」という不安
最近での不安は「大学入学共通テスト」です。塾業界は一斉に「早めに対策を立てましょう!」「立てないとマズイですよ!!」と言っている雰囲気です。大学入試センターと塾業界はグルですかって思うぐらい不安を煽ってきますね。
ただ、実際には不安になるほどのものではありません。所詮マーク式なので、時期が来たら対策を立てるだけですし、塾・予備校は傾向と対策は得意なのでそれを利用したら十分ですよね。事前からそのために塾に通う必要なんてこれっぽっちもありません。
あまりにも意味不明な煽りが多いので、塾って不安を煽って生徒集めをするんですよっていうことを知っておいてください。塾の費用は馬鹿にならない金額ですからね!
不安の煽り方はいろいろあるのですが、ちょっと記載するのはためらうので。いずれにせよ、煽られないでください!!