本当に勉強はしておかないと大人になったら困るの?
結論、「困りません!」
突然ですが質問です。次のうち、どれが最も良いと考えますか。
① 小学生のとき、一生懸命に勉強する
② 中学生のとき、一生懸命に勉強する
③ 高校生のとき、一生懸命に勉強する
④ 大学生のとき、一生懸命に勉強する
⑤ 社会人のとき、一生懸命に勉強する
もちろん、すべてのときに一生懸命にするのはいいのかもしれませんが、それは置いておきましょう。
選択肢①~⑤の中で考えてください。
・・・
・・・・・・
どうでしょうか。
これは断然⑤「社会人のとき、一生懸命に勉強する」が正解です。社会人になって勉強することはとても大切です。
社会人は勉強必須!
私自身、40代の今が一番勉強していると思いますし、勉強しなければいけないと感じています。社会人になって勉強しないとかはぶっちゃけヤバいとさえ思っています。
想像してみてください。
大学4年間(大学院卒業なら6年間)は一生懸命に勉強したけど、社会人になって学びがゼロの人ってどうでしょうか。大学卒業時が「一番賢かった!」というわけです。
もしくは、もっと広げて「小学校から大学卒業まで一生懸命にがんばった。でも社会人になってからは仕事中以外は家でのんびりです」という人はどうでしょうか。
何か違和感を覚えませんか。何のために今まで勉強したのって思いませんか。
勉強(努力)した理由は「将来のため」のはずです。将来に何か勝ち取るために努力をしたはずなのに、大学卒業と同時に勉強(努力)をやめるのは可笑しな話です。
でもこのように考えるということは、裏を返すと私たちは「大人になって成功したいなら、その時に努力する必要がある」と思っている証拠です。
「小学生のとき遊びまくってた」「中高生のときに勉強をさぼった」「大学生のときに真面目に勉強しなかった」けど、「社会に出てひたすら努力した」ならば成功は確実に手に入ります。
学生時代の勉強は必須ではない
このように改めて考えると、勉強が必要不可欠になるのは社会人になった時です。学生時代に勉強が必要だということはないのです。教育者であり塾長が何を言ってるのといわれそうですが、これは事実です。
学習塾にはいろいろな生徒・保護者の方が相談に来られます。
- 「今まで勉強さぼってたから…」
- 「やってもできるようになれなくて、もうどうしたらいいのでしょう」
- 「うちの子、全く勉強してなくてヤバいんです」
- 「受験でヤバいヤバいといって、ストレスMaxなのです」
- 「受験のストレスで不眠症になりかけで…」
これらの言葉の根底には
勉強できない
➡ 人生お先真っ暗!
という考えがありますが、実際には全くそんなことはありません。
大切な考え方
もし手に入れたい未来があるのなら、それに向かって自分のペースで頑張ればOKです。人と比較する必要性は一切ありません。「最低でも〇〇大学!」という基準なんて別にありません。
また、もし今しがたに将来の夢のようなものがなければ、今は努力の時ではないでしょう。紙と鉛筆の世界である勉強の世界に将来の夢につながるようなものはほとんどないので、勉強以外のことに取り組んで、将来の夢を見つけたり、自分の人生観を形成していったりすることが勉強自体よりも大切です。
勘違いする原因
そもそも、「子どものときに勉強しておかなければいけない」という考えは、教育サービス業からの広告洗脳です。広告宣伝で「やばい!塾にいかないと…」と思わされているのです。
以前にお話したブログ「早期教育は重要なの?」でも言いましたが、教育サービス業に騙されてはいけません。
過去ブログ
【子育て】早期教育は重要なの?
早期教育ってよく言われますが、これって重要なのでしょうか。しておかないと手遅れになるのでしょうか?
まとめ
私の想いは次のとおりです。
勉強に困っている子どもがいたら、「別に勉強なんかで困らないで!」と思います。
逆に、「勉強しておけば良かった」という社会人がいたら、「今するべきでしょう!」と思います。
今の時代は社会変化のスピードが速すぎるので10年前に勉強したことは正直ほとんど使えません。ですので、必要になったときにしなければいけないですし、それで良いのです。