【中1】英語のまとめプロノート①(be動詞、一般動詞、名詞、形容詞、副詞)
20年以上も指導をしてきて、「こんな風に考えたら英語って難しくないよね」って思ってもらえる教え方がほぼできあがっています。それをずばり、隠すことなく公開しています。
英語を完全なる暗記教科だと思うと、一瞬で崩壊してしまいます。英語は暗記教科ではありません!
そして、ルールに合わない例外だけを暗記する。←暗記はココだけ!
このページでは、基本のルールをすっきりと整理し、そこから覚えるべき例外をまとめていきます。
今回は第1回「まとめプロノート①」です。記事の内容は次のとおり。
1. be動詞の文
中学1年生で最初に習う英語は「be動詞の文」です。
be動詞とはam,are,isのことで、beという言葉が活用してam,are,isになっています。この活用というものは日本語にも普通にあることです。
書く ⇒ 書かない、書きます、書けば、書こう
「書かない」を活用させなければ「書くない」になって変ですよね。英語のbeも、状況によってamになったりareになったりするというわけです。
1-1 基本の形(be動詞の文)
「be動詞の文」の基本は、次のような形になります。
「be動詞の文」の形と訳
- 基本の形(be動詞の文)
① 主語 be動詞 名詞 .
② 主語 be動詞 形容詞 . - 訳
① 主語 は 名詞 だ。
② 主語 は 形容詞のような状態・性質 だ。
「be動詞の文」は、日本語の「~は何だ。」「~はどんなだ。」の文に該当しています。ちなみにbe動詞の意味は分かりづらく、最初は「特に意味はない」と思っておいてよいでしょう。
以下に例文を挙げておきます。箱の順番を確認してください。
I am a student.
(私は生徒だ。)
He is an English teacher.
(彼は英語の先生だ。)
They are baseball players.
(彼らは野球選手だ。)
This is a cat.
(これはネコだ。)
Those are flowers.
(あれらは花だ。)
どういうルールでam, are, isが選べれるのかは後ろで説明するので気にしないでOKです。
1-2 疑問文と否定文
「be動詞の文」の疑問文と否定文です。be動詞(am/ are/ is)が入っている文は、必ず次のルールで疑問文と否定文になります。
まずは疑問文ですが、「be動詞の文」の疑問文は、be動詞を文頭に出すというルールを頭に叩き込みましょう。
「be動詞の文」の疑問文
- 疑問文
be動詞 主語 名詞または形容詞 ?
Yes, 主語 be動詞.
No, 主語 be動詞 not. - ルール
be動詞を文頭に出す!
例文も載せておきます。be動詞が文頭に出ていることに着目してください。
Are you a teacher?
Yes, I am.
No, I am not.
次に否定文です。「be動詞の文」の否定文は、be動詞の直後にnotを付けるというルールです。am not, are not, is notとセットで覚えておきましょう。
「be動詞の文」の否定文
- 否定文
主語 be動詞 not 名詞または形容詞. - ルール
be動詞の直後にnotを付ける!
否定文は疑問文より簡単ですね。これも例文を載せておきます。
I am not a kid.(私は子どもじゃない。)
This pen is not new.(このペンは新しくない。)
Point① be動詞の使い分け
be動詞の使い分けは、主語が単数(1人、1つ)か複数(2人以上、2つ以上)かで決まります。
- be動詞の使い分け
主語が単数のときは is
主語が複数のときは are - 例外
例外は、I amとYou are。
Iのときだけam。youは1人でもare。
基本を理解した上で、例外のI amとYou areを覚えましょう!
Point② 名詞って?
名詞とはモノの名前のことだけど、辞書を調べると「名詞とは主語になれる言葉」と説明されています。
「〇〇は、~」というように、「は」をつけて主語になれるものが名詞だということです。
山は~だ。⇒ OK ⇒「山」は名詞
美しいは~だ。⇒ 変 ⇒「美しい」は名詞じゃない
慣れればそれほど難しくないかなと思います。
Point③ 形容詞って?
形容詞とは、名詞を説明する(修飾する)言葉のこと。日本語では名詞の前に付きます。
小さい花、白い花、高価な花、春に咲く花
日本語の「形容詞」とは少し異なるので、混同しないようにしてください。
2. 一般動詞の文
続いて、「一般動詞の文」の形を見ていきますが、ここで一言だけ言わせてもらうと、
「be動詞の文」はその中の例外である。
どの教科書も「be動詞の文」から始まるのでやむを得ずそうしましたが、本当は基本ルールの「一般動詞の文」から学習するべきなのです。では、見ていきましょう!
2-1 基本の形(一般動詞の文)
- 基本の形(一般動詞の文)
主語 動詞 目的語 その他 場所 時.
主語動詞目的語は文に必要不可欠な「重要パーツ」です。目的語は無い文もありますが、基本的にはあると思っておきましょう。
その他場所時は無くてもよい「おまけパーツ」です。
整理すると、次のような表になります。
主語 | 動詞 | 目的語 | その他 | 場所 | 時. |
~は | ~する | ~を | どこで | いつ | |
「重要パーツ」 | 「おまけパーツ」 |
それぞれの箱に入る言葉は次のとおりです。
- 主語目的語 ← 名詞
- その他場所時 ← 副詞
主語と目的語の箱には名詞しか入れることができません。また、目的語の訳は、基本は「~を」ですが、まれに「~に」になることもあります。
また、「おまけパーツ」には副詞と呼ばれる言葉が入ります。
2-2「おまけパーツ」に入る副詞たち
「おまけパーツ」に入れることができるのは「副詞」または「前置詞+名詞」になります。
それぞれの箱に入る言葉は次のようなものです。
その他に入る言葉
副詞 | very much(とても) well(上手に) easily(簡単に) quickly(素早く) |
前置詞 + 名詞 |
for my family(家族のために) with your friend(あなたの友達と) by bus(バスで) in a group(グループで) |
場所に入る言葉
副詞 |
home(家に、家で) here(ここに、ここで) there(そこに、そこで) |
前置詞 + 名詞 |
at school(学校で) in my bag(私のかばんに) to Osaka(大阪に) on the table(テーブルの上に) |
時に入る言葉
副詞 | every day(毎日) today(今日) |
前置詞 + 名詞 |
in the morning(朝) at night(夜) on Monday(月曜日) after school(放課後) |
前置詞の説明は「英語のまとめプロノート③」でする予定にしています。
Point① 副詞って?
副詞とは、基本としては動詞を説明する(修飾する)言葉です。
友達と遊ぶ、公園で遊ぶ、昨日遊んだ
実は、「前置詞+名詞」も副詞句というものになっていて、そういう意味では「おまけパーツ」に入る言葉はすべて副詞であると言えるわけです。
Point② 動詞の直前に入る副詞
- 頻度を表す副詞
always (いつも)
usually (たいてい)
often (しばしば、よく)
sometimes (ときどき)
これらは「どれくらい頻ぱんに行うのか」を表すために「頻度を表す副詞」と呼ばれ、主語と動詞の間に入ってきます。
主語副詞動詞目的語場所時.
IusuallystudyEnglishhereafter dinner.
(私はたいてい夕食後はここで英語を勉強しています。)
「頻度を表す副詞は一般動詞の前に入る」と覚えてもOKです。
まとめ
今回は、中学1年生の英語の一番最初ということで、まずは基本のルールをしっかりと理解しましょう。大切にして欲しいことは「英語は箱で考える」ということです。
ではでは、次回をお楽しみに!