英語は丸暗記の教科ではありません【英語は言語だと思って学習しよう】

勉強法 受験

忘れネコ「英語って暗記教科だよね。でも、暗記がんばってるんだけど、全然点数が取れないよ…。なんでなの?」

「英語って暗記教科っぽいイメージがありますよねー。でも、そう思っているのがそもそも上手くいかない原因かも!」

僕自身、中高生のころはすごく英語に苦労をしました。正直、高3の卒業時で英語の偏差値35ぐらいだった気がします。当然、こんな成績で大学なんて受かることもなく。

そんなときに予備校で出会った英語の先生のまさに一言が僕の英語観を変えました。

英語は言語なんだ!

この言葉を聞いて、見えていた世界が一気に変わったのを覚えています。お蔭様で1年後には英語の偏差値65~70ぐらいにはなったように思います。

中高生のとき、別に英語をさぼっていたわけではありません。実際、定期試験で90点台を取ることもありました。教科書を完全丸暗記していただけです。

そのときは

英語は暗記だ!

と思っていて、ひたすら単語を覚えていたわけです。そして英文を読んだり訳したりするときはロボットのように

  • 単語の訳をそのまま割り当てて日本語を作る
  • できあがった日本語を読んで理解しようと努める

という方法で理解しようと試みていました。けれども、これでは一昔前のグーグル翻訳みたいなのが出来上がります!

雰囲気的にはこんな感じです(Web上の機械翻訳)

And of course, in a situation like this, regardless of the kind of job you want to find, those with skills and experience will have a define advantage over those without.

そして、もちろん、このような状況の中で、その種類の仕事に関わらず、あなたは見つけたいです、技術と経験によるそれらは、持っています定めてそれらをもう一度利します。

もはや意味不明ですよね。僕の英語学習は、この暗号を紐解こうとする謎な時間だったわけですね。一言でいうと「英語はわからん!」と常に思っていました。

このやり方の大きな問題点は

英語 ⇒ 日本語 ⇒ 解釈

という手順です。英語と日本語は全く異なる言語なので、機械のように訳しても上手くいかないんですね。出来上がるのは江戸川コナンも解けない謎な暗号なわけですから。こんなことになっていたのは「英語は暗記だ!」と思っていたことが原因でしょう。

英語の正しい理解は

「英語は言語だ!」

なのです。そして、それを踏まえると英語の正しい解釈の仕方は

英語 ⇒ 解釈

となるんです。英語をそのまま直接理解しようと努めなければいけません。これは英単語を覚えるときも同じで

mountainという単語を見て
⇒「」という漢字を思い浮かべて
⇒ 山の情景をイメージ (×)

ではなくて

mountainという単語を見て
⇒ 山の情景をイメージ (〇)

日本語の「山」という言葉を思い出す必要はないのです。mountainという単語を見て、山の情景が頭の中に出てきたら、それでOKというわけなんです。

言葉はイメージなんです

大切なことは、言葉はイメージとつながっているということです。「痛い」という言葉を見ると、痛いイメージがしますよね

「痛い」 ⇔ 痛いイメージ

同じように英語でも

pain ⇔ 痛いイメージ

となるように覚えていきます。最初、これが慣れないなら

ペイン ⇔ 痛いイメージ

という風にカタカナでもよいですよ。日本語を覚えるのと同じ感じですね。