【勉強】中3からでは手遅れなの?
「中学3年生になってから勉強する」ではもはや手遅れなのでしょうか。
中学3年生といえば15歳です。15歳という若さで「うわー、手遅れだ。もう自分はダメだ!」とかって、そんなことあるのでしょうか。
もちろん、対象にもよると思います。
ここでは高校受験のことを考えてみましょう。
高校受験に手遅れ?
まず、高校受験に間に合うかどうかですが、中学3年生の4月から始めたならば時間的には余裕で間に合います。
上記のような一般的な状況ならば、勉強時間としては十分です。なので、もしこれで志望校に届かないならば、時間の問題ではありません。不合格の原因は、勉強の仕方が悪い、受験に向けての戦略が間違っているなどが理由として挙げられます。
これは、言い方を換えれば、仮に中学2年生のときからやっていたとしても届いていないということです。
高校受験において必要な勉強時間は1年ほど。
中3からでは勉強が手遅れということはない。
早くから始めることの価値
世間一般的には、早くからやっておけばそれだけ受験は成功しそうだと思われています。
ですが、これは完全に誤りです。
早くから通塾している子ほど成績が良いということは残念ながらないのです。通塾年数と成績に相関関係はありません。
たしかに、小学生低学年とか勉強し始めの時期には、そのような傾向は見られます。「塾に通っている子どもの方が成績が良い」というわけです。けれども、学年が上がっていくにつれて、その傾向は希薄になっていき、中学生に上がる頃にはほぼゼロになっているといった感じです。
「いつから塾に通っているか」は学力とは関係なし
早くから塾に通う意味
「早くから塾に通う」こと自体は否定しているわけではありません。ただ、単に通塾するだけでは得るものがないのです。
塾は通いさえすれば何か掛け替えのないものが得られるという魔法の国ではありません。「何のために通うのか」「どういう点で塾を利用するのか」ということをきちんと考えた上でサービスを受ける必要があります。
勉強しさえすれば
早くから通塾してもうまくいかない理由は、「何も考えずに机に向かって問題を解き続けても勉強はできるようになれない」からです。
やり始めは確かに伸びます。ひたすら勉強するだけで成績は上がります。けれども、必ずどこかで頭打ち状態になります。
だって、思いませんか。やればやるほど成績が上がって頭打ちなんて無いなら、誰でも東大や京大に受かれそうです。やりさえすればいいわけですから、それほど難しくはないでしょう。
けれども、現実は異なるわけです。
厳しいように聞こえますが、何年浪人しても受かれない人は受かれません。つまり、勉強時間の問題ではないということです。
*浪人して成績が伸びるのは2割~3割弱くらいです
「勉強はやればやるほど成績が伸びる」というのは妄想です
「勉強しさえすれば」「塾に通いさえすれば」といった勉強信奉者・塾信奉者になるのはやめましょう。
塾を運営している側からすれば最高のお客さんですが、絶対になってはダメです!
大切なのは勉強の仕方
大切なことは勉強の仕方です。「勉強とは何なのか」から始まって、それらの疑問に向き合う必要があります。
つまり、大切なことは、どのように勉強に取り組むかということです。いつから勉強を始めたのかというのはどうでも良いのです。
勉強に対しての正しい取り組み方というのは、他のブログ記事を参考にしてもらえたらと思います。
今回の記事でお伝えしたいことは、「とりあえず塾に通わないと」というのだけはやめてくださいということです。子どもは時間と労力を、親はお金をドブに捨てることになってしまいます。
保護者 ➡ お金を大切に