過去問っていつからやるの?【受験について整理してみます】

勉強法 受験

がんばるネコ「最近、がんばって毎日過去問を解いてるんだけど全然点数が上がらないよ。どうしたらいいのかな!?」

「過去問を解くだけではダメですよ。解いた後、何をするかが大切なんです!」

過去問の使い方を考えよう

今から過去問の使い方についてお話をしていきたいと思っていますが、その前にこれだけは絶対に忘れないでください。ある意味、これが本質的に分かっているならこの記事を読む必要がないぐらいの真理です!

過去問演習は、
×得点に一喜一憂するためのもの
〇今後の方針を決めるためのもの

過去問演習は、いわゆるスポーツでいうところの練習試合のようなものです。ちなみに模試も似たようなものになります。(模試についてのお話は今後する予定です!)

では、お話を始めていきたいと思います。

過去問はいつからやるの?

過去問は、試験範囲の学習が一通り終わったら一度やってみる

のがおススメです。「やってみなくても果てしなく出来ないことはわかってるし」と思っても是非やってください。理由は

これから試験本番の対策をしていく上で対戦相手を知ることが必要不可欠だから

です。対戦相手、つまり本番の試験がどんなものかを知らずに勉強していくのは実は大変危険なのです。なぜなら、万が一やっていたことが後で試験の訳には立たないと分かった時には「時すでに遅し」だからです。これは絶対に回避しなければならないことですよね。

人それぞれ、学習状況、志望校、通っている学校や塾が異なるわけですが、一般的なスケジュールでいくと

  • 過去問を1回目にするタイミングは学習が一通り終わった時で
      中学受験なら小学6年の夏休み頃
      高校受験なら中学3年の冬休み頃(難関高校の場合はもう少し早め)
      大学受験なら高校3年の夏休み頃

ぐらいが目安でしょうか。

やり方とかあるの?

やり方は、初回は次のことを気にします。2回目以降とは少し異なります。

気にすること(初回編)

  • 各教科の点数
  • 合格最低点
  • 試験範囲
  • 問題の識別

気にしなくていいこと(初回編)

  • 試験時間
  • 得点自体

それぞれについて説明していきます。

気にすること(初回編)①:各教科の点数

まず各教科の点数を確認します。これは事前に知っている人も多いでしょうが、点数配分がどうなっているかで今後の対策が異なってきます。例えば3教科の場合だと、

100点×3教科 ⇒ 万遍なく勉強する
150点+100点+100点 ⇒ 高得点教科を重点的に行う

という具合になります。

気にすること(初回編)②:合格最低点

次に、大抵の過去問題集(いわゆる赤本)には合格最低点というものが載っています。これが重要なんですが、この点数がこれから受験勉強をしていく上での第一の目標になります。もちろん、最低点なので目指す得点ではなく超えなければいけない目標値となります。

気にすること(初回編)③:試験範囲

これは注意しないといけないことですが、過去問で年度をさかのぼると試験範囲が異なる場合があります。そうすると、それ以前のものは時間を計っての演習には適しません。ちょっと念頭に置いておかないといけないポイントといった感じです。

気にすること(初回編)④:問題の識別

これは過去問を解いた後の検討の時のお話です。ある意味、一番大事なことです。自分の現状を知るために必ず解いた問題を次の3つに識別しないといけません。

  • 解けた問題(〇の問題)
  • 解けなかったが、解けるようにできそうな問題(△の問題)
  • 解けなかったし、解けるようにできない問題(×の問題)

これから受験に向けての対策としては、△の問題を解けることを目標にしてがんばっていくことになります。ただ、ここで一つだけ確認しておかなければいけないことは、

〇と△を合わせると合格最低点を上回っているかどうか

です。もし上回っていないなら、正直厳しい戦いになります。「×の問題」だと判断した問題をできるようにするための戦略を練る必要があります。

次に気にしなくていいことについてです。

気にしなくていいこと(初回編)①:試験時間

意外と試験時間を気にしがちですが、初回はどうでもいいです。勉強の仕方として、まずは時間無制限で解けるかどうかを気にした方が上手くいきやすいです。大抵の場合、解けるようになれば時間については勝手に解決していることが多く、解決していなくてもそんなに困ることではないんですね。最初は放っておいて構いません!

気にしなくていいこと(初回編)②:得点自体

初回で合格最低点が取れることは絶対にありません。仮に取れたなら、もう受験勉強はしなくても大丈夫だってことになります。そんなことはあり得ないでしょう。初回の過去問演習は、

試験本番に勝負しなければいけない相手を知る

ことが目的で、知ることでこれからの勉強の計画を立てることができるわけです。点数は気にするだけ無駄で、解けないことは解く前から分かっていたはずです。得点自体は気にしたら負けです!

以上のことで、過去問演習によって今後の方針が立てられるようになっています。

  • 合格最低点を取るためにしなければいけないことを考える
  • △の問題を解けるようにすることを考える

この段階では、しなければいけないことが山積みのはずです。といっても一つずつしていくしかありません。コツコツやっていきましょう。

ただ、この時に2回目の過去問演習の日を絶対に決めましょう。これが直近の目標になります。試験まで半年ぐらいあるなら、次の演習は2週間~1か月後ぐらいが目安でしょうか。間違っても3日後とかしないように。

2回目の過去問演習

続いて2回目についてです。3回目以降は同じ話になります。ちょっと話をしやすくするために2回目の演習を1回目の1か月後としたとしましょう。

まず、2回目の過去問演習の日ですが、事前に決めた日はできるだけ変えずに行ってください。準備万端じゃなくても全然オッケーです。2回目の過去問演習は、初回と違って

対策を立てた1か月間の勉強の確認

が大切になるからです。1か月分の成果をチェックして、もし微妙ならば勉強法を見直さないといけません。このまま進めても負け戦は確定です。この確認を怠ると、やはり「後の祭り」になる可能性があるので、2回目の演習は絶対にするように心がけてください。

で、2回目の演習で気にすることは次の1点だけです。

気にすること(2回目編):この1か月の成果

この1か月の勉強の成果をチェックします。これは裏を返せば、この1か月の勉強で触れていない単元、範囲は解けてなくても気にしません。勉強してないんですから、解けなくて当たり前です。気にしたら負け!

気にするのは

この1か月で勉強したところが少しでも解けたかどうか

です。全く成果がなければ、緊急会議ものです。即座に戦略を練り直す必要があります。このままでは100%不合格ですからね。成果がある程度あるようでしたら、次のことを考えます。

  • このままのペースでよさげ ⇒ 特に問題なし(ひたすら頑張るのみ!)
  • このままでは間に合わないかも ⇒ 勉強法の改善点を考える

間に合わなさそうなら、改善の余地ありです。ただ、ほとんどの人は2回目では改善しなければいけないはずです。ただし、大幅な改善はやはり怖いものです。

悪くないと思われる点は残しつつ、微妙なところを思い切って改善してみる

といった感じで行うのが良いでしょう。

あとはこれの繰り返し

あとは受験勉強と過去問演習をひたすら繰り返していきます。

受験勉強:試験で得点を取るための対策
過去問演習:現状の確認

の繰り返しです。要所要所における細かい点はもっといろいろな話がありますが、とりあえず過去問の使い方としては上記のようなことが最も大切な点となります。